

如月心理相談室の様子(2025年6月)
如月心理相談室 2025年6月の如月心理相談室の様子についてお知らせします。 6月も通常通り、如月心理相談室 錦糸町本室、如月心理相談室 桜木町分室にて、EMDRを中心としたトラウマセラピーのカウンセリングを対面とオンラインで提供していました。...

如月心理相談室
7 日前読了時間: 2分


如月心理相談室
錦糸町本室:東京都墨田区 (錦糸町駅前)
桜木町分室:神奈川県横浜市 (桜木町駅前)
トラウマとは「心的外傷」のことです。体験した出来事が苦痛を感じるものとして残り、現在も否定的な影響を与えている記憶を指します。
トラウマには戦争、災害、事件、事故、身体的・性的暴行等の「ショックトラウマ」、ドメスティック・バイオレンス(DV)、児童虐待、マルトリートメント、いじめ、ハラスメント等の発達過程や人間関係上で頻繁に経験される「複雑性トラウマ」「発達性トラウマ」、慢性ストレスや医療処置、貧困、差別、孤立等のその他のトラウマがあります。
・辛い体験が頭から離れない、フラッシュバックする
・辛い体験を思い出すものを避ける
・眠れない、睡眠の途中で目が覚める、苛々しやすい
・感情と折り合いをつけることが難しい
・自分を肯定することが難しい
・安定した対人関係を持つことが難しい 等
モラルハラスメント被害、ドメスティック・バイオレンス(DV)被害、パワーハラスメント被害、セクシャルハラスメント被害、児童虐待、マルトリートメント、いじめ、逆境的小児期体験(Adverse Childhood Experiences:ACE)、心的外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder:PTSD)、複雑性PTSD(Complex post-traumatic stress disorder:C-PTSD)、急性ストレス障害(Acute Stress Disorder)、適応障害(Adjustment Disorder) 等
如月心理相談室はカウンセリングだけでなく、関係機関や支援者等の方々からの講演依頼、コンサルテーションも受け付けております(※EMDRのコンサルテーションは対象ではありません)。
EMDRとは、「Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理法」の略称です。EMDRは1989年にFrancine Shapiro博士が発表した心理療法で、PTSD(心的外傷後ストレス障害)へのケアの方法としてエビデンスがあり、現在は応用が広がって様々なメンタルヘルスに関連する問題に応用されているトラウマセラピーになります。
EMDRは両側性刺激という左右の目の動き、左右交互に触覚や聴覚を刺激する方法を用いることで脳の情報処理を促進し、トラウマ記憶に伴う精神的苦痛を和らげ、肯定的な感覚を強めます。記憶は私達に広く深く影響を与えるため、トラウマがケアされると感情、身体感覚、思考、行動が自然と肯定的に変化していきます。
世界保健機関(WHO)、アメリカ心理学会、国際トラウマティックストレス学会でも推奨されている方法で、規定のトレーニングを修了した専門家(精神科医、臨床心理士等)が各国でEMDRを使用したトラウマケアに取り組んでいます。
いらした方がより良く生きられることが最も大切なので、必要性やご相談者様のご要望に応じて、担当カウンセラーの提供できる範囲でブレインスポッティング™(BSP)、ソマティック・エクスペリエンシング®(SE™)、ボディコネクトセラピー(BCT)、TSプロトコール、フラッシュ・テクニック(FT)、思考場療法®(TFT)等の心理療法も行っております。如月心理相談室では、一人ひとりのニーズや状態に合った丁寧なケアを心がけてカウンセリングを行い、後にはいらした方がカウンセリングを受けなくても良い状態を保ち続けられるようにサポートします。